人混みが嫌い
人混みが嫌い、人混みの中だと、つい、他人にイライラしてしまうということについて書いてみたいと思います。
例えば、空いているショッピングモールなどは大丈夫でも、人を避けなければ歩けない程度になると苦手だったり。そういう時は、自分からよけたり道を譲ろうとしない人にイライラしたり、なんてことも。
でもイライラしている本人は普段は優しい人で、自分から道を譲るような人だったりする。
じゃあ、このイライラはどこから来ているのでしょう?どうすれば、人を気にしないで歩けるようになるのでしょうか?
今回は人混みなどでイライラしてしまうことの対策について書いてみたいと思います。(人混みが怖いという方は「人混みが怖い」のページを参照していただければ幸いです。)
他人に道を譲ろうとしない人
道を歩いていると、前から人が来ました。
このままだとぶつかってしまいますから、どちらがよけなければなりません。でも相手は全然よけようとする気配もなく、仕方なく自分が避ける。
こんな時、嫌な気分になることがあります。他人に道を譲れないなんて、マナーの悪い奴だと思うこともあるでしょう。
確かに世の中には色々な人がいます。犯罪まで犯してしまう人もいますから、マナーの悪い人だって当たり前ですがいます。
ただ、ほとんどの場合は相手はマナーが悪いわけではなくて、気づいていないだけだったりします。
他人にイライラする時、しない時
例えば、お友達でもいいし、自分の家族でも誰でもいいのですが、誰かと歩いている時は一人で歩いている時に比べて、他人に対してイライラしたりする機会って少ないと思うのです。
何であいつ避けないんだ!なんて思うことも少ないでしょうし、ぶつかってくるなよ!と思うこともあまりないでしょう。
それは何でかというと、会話に集中しているからです。
または一緒にいる人のことを考えているので、周りの人は見えてはいますが、気にする余裕がない状態です。
自分が道を譲らないと思った人は、ほとんど全員がこの状態なのだと思うのです。話をしながら歩いている学生達は、話に夢中で周りがあまり意識できない状態になっている。
一人で歩いている人も、「あれをしなくちゃ、あれを買わなくちゃ、あの人はどうしてるかな」という風に意識を特定のものに向けている時には、まわりがあまり意識できない状態になっています。
だから、前から歩いている人にまで意識を向けられず道をゆずるのが遅くなるというわけです。
でも道をゆずりたくない、あなたが譲ればいいでしょ!なんて相手は思っていないわけで。ただ、意識が他に向いているだけだと思うのです。
自分もそんな時がある?
人混みだとそういう風に沢山の人がそれぞれ違うところに意識を向けているので、例えば、道を譲らなかったり、バッグが自分に当たってしまったり、誤って足を踏んでしまったりということがあります。
そんな時イライラしないためには、「自分にもそんな時があるかもなぁ」と思うことです。
誰でもそうですが、考え事をしていたり、周りよりも違うところに意識が言っている時ってよくあると思うのです。
自分もそういう時があるなと思えば、他人も許せるようになります。この立場を変えるという考え方は色々な場面で応用できます。特に他人にイライラしている時にはよく効きます。
人が怖くなくなる考え方
人混みや人混みとは言えなくても、人がそれなりにいるような場所に行って、他人ばかり意識していると疲れてきます。
何故人に疲れてしまうかと言うと、他人のことばかり考えているからだと思うのです。
歩いていて、前の人が視界に入ると、ちゃんと避けてくれよとか、もう少し右を歩いてくれればいいのにとか、あのバッグが自分に当たるんじゃないかなんて考え出すともう疲れてきます。
だから、平日のガラガラのお店に行きたくなるし、人が少ないところが好きになります。
そうならないためにはどうしたらいいでしょう?
そのためには、他人のことは考えないことだと思います。ただ、それが難しいわけですよね。
ですので、効果的な方法は、「他人以外の何かを考えること」だと思うのです。
人は考えないということがとても苦手です。無になるようなことが苦手。ですが、考えるのは得意です。
だから、積極的に考えます。
ショッピングなら、次はどのお店に行こうかな?とか、どんなものを買おうかな?とか。できるだけ、ワクワクするようなことをイメージして積極的に考えてみます。
そうやって歩きます。
勿論、周りに人に気を使うことも大切ですが、それが過剰になると他人にイライラしてきます。
ですから、周りは見ますが、頭の中では他人のことではなくて、他のワクワクするようなことを積極的に考えることだと思います。
それはもう訓練だと思うのです。
今まではイライラにつながってしまうようなことを考える習慣があったとしても、その習慣を変える訓練をする。
つまり、誰かと楽しい会話をしているようなそんな気分で一人でも歩ける訓練です。
そのためには、他人のことを考えることはやめて、代わりに別のことを積極的に考えることです。
そうすれば、怖くなることも、必要以上に他人にイライラしてしまったりすることも減ってゆくと思います。